OBになったらどうする?フットゴルフのOBルールを初心者向けに解説
OBになったらどうする?フットゴルフのOBルールを初心者向けに解説
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境界線のわずかな差と「1打罰で戻る」処置のポイントを、音声で確認できます。
場面:ティーショットが右へ。その先には白い杭
ボールが、白杭の向こう側へ転がっていきました。
「これってOB?」
「白線に少し触れていたら?」
「ボールの半分だけ外なら?」
「OBになった場所の横から蹴ればいい?」
「何打罰?」「もう一度ティーから蹴るの?」
初めてなら、かなり迷いやすい場面です。
結論|OBになったらどうする?
1打罰を加え、最後にそのボールをプレーした場所のできるだけ近くへ戻って再開します。
FIFG・JFGAの現行詳細規則では、OBは「コースの境界外」または白杭・白線などで定められた区域です。ボール全体が境界の外へ出た場合にOBとなり、ボールの一部でも境界線に触れていればインバウンズです。
まず結論|OBで覚えたい7つ
| 疑問 | 答え |
|---|---|
| OBとは? | コース境界の外側 |
| 何色で示される? | 基本は白杭・白線など |
| ボールが線に触れている | IN |
| ボール全部が線の外 | OB |
| 何打罰? | 1打罰 |
| どこから再開? | 最後に蹴った位置のできるだけ近く |
| ティーショットがOB | ティー付近へ戻り、1打罰を加えて打ち直す |
一番間違えやすいポイント
「OBになった地点の横から1打罰で続ける」わけではありません。原則は、前に蹴った場所へ戻る。ここをまず覚えてください。
そもそもOBとは?
OBはOut of Bounds(アウトオブバウンズ)の略です。簡単にいうと、そのホールでプレーできるコースの外です。
FIFG現行規則では、コース全体は競技委員会などが定めた境界の内側で構成され、その外部境界はOBとされます。OBは主に次のようなもので示されます。
- 白杭
- 白線
- 柵
- 壁
- コース外周
白杭があったら、どこからがOB?
白杭だけで境界を示している場合、FIFG規則では基本的に地表レベルで杭の外側(コース側)の点同士を結んだ線が境界になります。白杭そのものの太さの中心線ではありません。
柵で境界を定めている場合も、原則として地表レベルでの柵柱の最外部を基準にします。斜めの支柱は境界判定から除かれます。
初心者が実際にプレーするときは、自分で厳密に測るというより、ボールの両側にある白杭を見て境界線をイメージすると分かりやすいです。
白線が引いてある場合は?
白杭と一緒に、地面へ白線が引かれている場合があります。この場合、FIFG規則では、杭は「ここがOBですよ」と示し、白線そのものが境界を定めます。
そして重要なのが、白線そのものはインバウンズ側として扱われることです。
ボールが白線に触れていたらOB?
いいえ。INです。ここは非常に重要です。FIFG/JFGAの現行規則では、ボールの投影の一部でも境界線に触れていればインバウンズとしています。
| ボールの状態 | 判定 |
|---|---|
| 完全に内側 | IN |
| 一部が線に触れる(半分くらい外でも) | IN |
| ボール全体が外 | OB |
つまり、半分くらい外へ出ていても、少しでも境界へ触れていればセーフです。
「ボールの中心」が外ならOB?
違います。OB判定で見るのは、ボールの中心ではありません。ボール全体、またはボールを真上から地面へ投影した範囲が完全に境界外へ出ているかどうかです。FIFG規則では境界線は垂直方向にも上下へ延長される考え方になっています。
初心者なら、ボールのどこかが境界に触れている → IN/完全に離れて外側 → OBで覚えれば十分です。
ボールはIN。でも自分の足はOB側。蹴っていい?
場面:ボールは境界の内側、でも立つ場所はOB側しかない
これは意外かもしれませんが、蹴れます。FIFG現行規則では、ボールがインバウンズであれば、プレーヤー自身が境界外へ立ってプレーすることは可能です。
ボール自体がINなら、身体や足がOB側へ出るだけでOBになるわけではありません。
ではOBになったら、どうする?
場面:ティーショットが右へ曲がり、白杭の外。ボール全体が境界外
OBです。FIFG現行規則では、1打罰を加え、最後にそのボールをプレーした場所のできるだけ近くから再プレーします。
ティーショットがOB|次は何打目?
PAR4で実際に数えてみましょう。1打目のティーショットがOBへ。ここまでで1打。そしてOBの1打罰が加わります。
「1打罰だから次が2打目」ではない
初心者がかなり間違えやすいところです。最初のキックそのものは、すでに1打として数えています。そこへOBペナルティ+1です。
| カウント | 内容 |
|---|---|
| 1打目 | OB |
| ペナルティ | +1 |
| 次のキック | 3打目 |
これはスコア記事で説明した、実際のキック数+罰打=スコアの考え方です。
ティーショットがOBなら、ティーをもう一度使える?
使えます。FIFG現行規則では、ティーショットがOBとなり、ティーイングゾーンへ戻ってプレーする場合には、再び規定のティーを使用できます。
2打目がOBなら?
今度はフェアウェイからです。1打目のティーショットは成功。2打目がOB。OBペナルティ+1。
最後にプレーした場所は、2打目を蹴ったフェアウェイ上の位置です。そこのできるだけ近くへ戻ります。次に蹴るのは4打目です。
| カウント | 内容 |
|---|---|
| 1打目 | IN |
| 2打目 | OB |
| ペナルティ | +1打罰 → 2打目の位置へ戻る |
| 次のキック | 4打目で再開 |
「ティーに戻る」のではなく、直前のキックをした場所へ戻るという考え方です。
OBになったら次は何打目?再開場所チェック
OBになったのが何打目かを選ぶと、罰打・次のキック・再開場所を表示します。
OBになったのは何打目?
OBはその1回だけ、他に罰打がない場合の計算です。
次に蹴るのは 3打目
計算:1打(OBになったキックまで)+1打罰=2
再開場所:ティーイングゾーン(規定のティーも使用可)
前のキック位置が分からなくならない?
場面:ボールが「OBかもしれない」方向へ。200m近く歩いて確認したらOBだった
でも、「さっき、どこから蹴ったっけ?」となる可能性があります。そこでFIFG/JFGA規則では、OBかどうか疑わしい場合、ボールを確認しに行く前に、直前のキック位置をマークしておくという方法を定めています。
これはかなり実用的なので覚えておきたいところです。
OBかどうか分からないときは「暫定球」もある
ボールが林の奥。OBかもしれない。紛失したかもしれない。こうした場合、FIFG規則には暫定球(Provisional Ball)という仕組みがあります。
元のボールが見つからない、またはOBの可能性がある場合、時間短縮のために暫定球をプレーできます。ただし、「これは暫定球です」と明確に宣言してからプレーします。
暫定球を蹴った後、元のボールが見つかったら?
規定時間内に元のボールが見つかり、INだった場合は、元のボールでプレーします。一方、次の場合には、規則上その暫定球が「インプレー」のボールになる規定があります。
- 元のボールが間違いなく紛失
- OBだった
- または暫定球を2回目にプレーした
初めての一般プレーで毎回使うルールではありませんが、大会を目指すなら覚えておきたい仕組みです。
OBと「池」は同じではない
ここも初心者が混同しやすいです。白杭の外へ出ればOB、赤・黄で示されたペナルティエリアへ入ればペナルティエリア。処置も違います。
| 項目 | OB | ペナルティエリア |
|---|---|---|
| 主な表示 | 白杭・白線 | 赤・黄 |
| そのままプレー | ボールがOBなら不可 | 条件を満たせば可能 |
| 基本の罰 | 1打 | 救済なら基本1打 |
| 主な再開 | 前のキック位置 | 複数の救済選択肢あり |
FIFGのBasic Conceptsでも、OBは1打罰を受けて前に蹴った場所へ戻ると案内する一方、ペナルティエリアでは複数の選択肢を示しています。池の詳しい処置は、「フットゴルフのペナルティエリア|池に入ったらどうする?」で分けて解説します。
白杭が蹴る邪魔になる。抜いていい?
ダメです。これはかなり重要です。FIFG/JFGA現行規則では、OBを定める白杭は「障害物」ではありません。そのため、次のように扱われます。
- 動かせない
- 抜けない
- 白杭がプレーラインにあるからという理由で無料救済は受けられない
- スタンスやボール位置の邪魔でも白杭を理由に無料救済はない
赤杭や黄杭とは扱いが違う
JFGA規則では杭を次のように区分しています。その中でも、白杭だけは動かせないという扱いです。赤・黄などは、状況によって動かせる障害物として扱えるケースがあります。
| 杭の色 | 意味 |
|---|---|
| 白 | OB(動かせない) |
| 赤・黄 | ペナルティエリア |
| 青など | その他の指定区域 |
なので、白=動かさないと覚えるのが実用的です。
白杭が倒れていたら?
たまに杭が倒れている、抜けている、位置がずれている、ということがあります。
FIFG現行規則では、元の位置が分かる場合は戻します。元の位置が確認できない場合、その杭は境界判定に使わず、前後の正しく設置された杭を結んだ線で境界を判断します。
プレーヤーが自分の都合のよい場所へ差し直すものではありません。大会ならマーシャルへ確認するのが確実です。
フェンスにボールがくっついたら救済できる?
OBを定めるフェンス・壁・杭などは、FIFG規則上、通常の障害物とは扱いません。したがって、「フェンスが邪魔だから無料で横へ動かす」という処置は原則できません。
ボール自体がINなら、あるがままプレーする。それが難しければ、別途アンプレヤブルの規則を検討することになります。アンプレヤブルについては別記事に分けます。
OB方向へ飛んでいるボールを止めてもらっていい?
これはフットゴルフ独特で、少し意外な規定です。通常は、動いているボールを意図的に止めてはいけません。
ただしFIFG/JFGA現行規則には例外があり、ボールがOBやウォーターハザードなど、回収しにくい場所へ向かっている場合、時間節約のために他のプレーヤーや観客へ止めてもらうよう求められるとされています。その後は、ボールがそのまま進んだ場合に起きたと考えられる状況に従って処置します。
つまり、止めてもらえばOBを回避できるという意味ではありません。あくまでボール回収や進行を円滑にするための規定です。
間違って「OB地点の横」から蹴ってしまったら?
場面:2打目がOB。OBへ出た付近の横にボールを置いて蹴ってしまった
本来なら、2打目を蹴った位置へ戻る必要があります。これは、正しい位置からプレーしていないことになります。
FIFG/JFGA現行規則では、適切な位置から再プレーしないまま進行し、後のホールなどで違反に気づいた場合、違反が起きたホールに2打を加える規定があります。正式競技ではかなり重要です。
「OB=必ず白杭」とは限らない
白杭が代表的ですが、OBは白線、フェンス、壁、コース外周、委員会が定めた境界でも設定されます。そのため、「白杭がないからOBはない」とは限りません。実際にプレーする前に、その日のローカルルール・コース図を確認してください。
ローカルルールは必ず確認する
FIFGの公式ルールがあっても、境界そのものはコース・大会ごとに設定されます。
2026年のFIFG競技規則でも、公式規則に基づいて大会を運営しつつ、必要に応じてローカルルールを設定し、プレーヤーが大会前に確認できるようにすることを求めています。JFGAの2026年大会でも、FIFGルールと大会規定・ローカルルールを併用する方式が確認できます。
覚え方
OBの処置は公式ルールで覚える。どこがOBかは、そのコースでも確認する。
こんな場合はOB?初心者5問
ケース1|ボールの半分が白線の外
白線へまだボールの一部が触れていれば、INです。
ケース2|ボール全体が白線の外
OBです。1打罰を加え、前のキック位置付近へ戻ります。
ケース3|ボールはIN、自分の両足はOB
プレー可能です。ボールがインバウンズなら、プレーヤー自身はOB側へ立つことができます。
ケース4|白杭が邪魔
抜けません。白杭を理由に無料救済も受けられません。
ケース5|OBかどうか遠くて分からない
まず今蹴った場所をマーク。その後、ボールを確認します。OBならそのマーカーへ戻ります。必要に応じて暫定球を使う方法もあります。
初心者が間違えやすい6つ
| ✕ 勘違い | ✓ 正解 |
|---|---|
| 1|少しでも線の外ならOB | 一部でも境界線に触れていればIN |
| 2|OB地点の横から再開 | 原則、前のキック位置付近へ戻る |
| 3|OBなら次が2打目 | 1打目も数え、さらに1打罰。ティーショットOBなら次は3打目 |
| 4|白杭は邪魔なら抜いてよい | 抜けない |
| 5|身体がOB側へ出たらプレーできない | ボールがINならプレーできる |
| 6|白杭がなければOBではない | 白線・柵・コース外周などで境界が決まる場合もある |
OBは「1・1・戻る」で覚える
初めてなら、これで覚えると簡単です。
つまり、1打+1罰打+戻るです。ティーショットOBなら、次は3打目。ここまで理解できれば、最初のラウンドではかなり対応できます。
よくある質問
フットゴルフのOBとは何ですか?
コースの境界外、または白杭・白線などによってOBと定められた区域です。ボール全体が境界の外にある場合にOBとなります。
ボールが白線に少し触れていたらOBですか?
いいえ。FIFG/JFGA現行規則では、ボールの一部でも境界線に触れていればインバウンズです。
OBは何打罰ですか?
1打罰です。最後にそのボールをプレーした位置のできるだけ近くから再開します。
ティーショットがOBなら次は何打目ですか?
最初のキックが1打、OBの罰が1打なので、ティーから再び蹴るショットは3打目です。
OBになった場所の近くから蹴ってもいいですか?
現行FIFGルールの通常のOB処置では、最後にプレーした位置付近へ戻ります。OBへ出た場所の横からそのまま再開するわけではありません。
白杭は抜いてもいいですか?
できません。OBを定める白杭は障害物ではなく、移動できません。また白杭を理由とする無料救済もありません。
OBか分からない場合はどうしますか?
ボールを確認しに行く前に前のキック位置をマークしておく方法があります。紛失・OBの可能性がある場合には、宣言したうえで暫定球を利用できる規定もあります。
まとめ|OBは「ボール全部が外」で成立。1打罰で前の場所へ戻る
フットゴルフのOBで、最初に覚えることは3つです。
- ボール全体が境界外ならOB
- 1打罰
- 前のキック位置へ戻る
境界線に少しでもボールが触れていれば、IN。ボールがINなら、プレーヤー自身がOB側へ立って蹴ることもできます。一方、白杭は動かせません。そしてOBかどうか遠くから判断できない場合は、前のキック位置をマークしてから確認する。ここまで分かれば、実際のラウンドでも慌てにくくなります。
OBは「失敗したら終わり」ではありません。1打罰を受けて、元の場所へ戻り、もう一度考える。そこからプレーは続きます。
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参考・確認資料
- FIFG|Rules of the Game / Rulebook 2025 — OBの定義、境界線、ボールが境界に触れた場合の判定、白杭、OB後の再プレー等。2026年9月30日時点でFIFG公式Rulesページから公開されている詳細ルール(https://www.footgolf.sport/footgolf-rules/)
- JFGA|2025フットゴルフ規則 — FIFGルールの日本語詳細規則。OBの境界判定、白杭、前のキック位置、疑わしい場合のマーク、誤った場所からのプレー等(JFGA公式サイト)
- FIFG|Basic Concepts — 初心者向けに「OBならペナルティを受け、最後に蹴った位置へ戻る」と説明(https://footgolf.sport/?p=6413)
- FIFG|Provisional Ball / Lost Ball Rules — OBまたは紛失の可能性がある場合の暫定球の扱い(FIFG公式ルールページ)
- FIFG Competition Rules 2026/JFGA日本語版 — 公式規則に加えてローカルルールが適用される場合があり、事前にプレーヤーへ提示する必要があること(JFGA公式サイト)
- JFGA|2026ジャパンツアー大会要項 — 国内競技でFIFGルールと大会規定を併用している実例(JFGA公式サイト)


