FIFGとは?国際フットゴルフ連盟の歴史と役割

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FIFGとは?国際フットゴルフ連盟の歴史と役割

2009年前後、オランダで現在につながるFootGolfの競技形式が形になっていきました。ルールが整えられ、大会が開かれ、国内団体も作られる。ここまでは、一つの国の中でもできます。

確認日:2026年10月6日

このページでたどる時代

フットゴルフを「世界共通のスポーツ」にした歴史と構造。FIFG(国際フットゴルフ連盟)はなぜ生まれ、どのような役割を果たしているのか(表紙イメージ)
FIFGイメージFIFG(国際フットゴルフ連盟)はなぜ生まれ、どのような役割を果たしているのか

この歴史を音声で聞く

国ごとにルールや基準が違うと、国境を越えたときに別の競技になってしまうという問題を古い世界地図で表したイメージ
PROBLEMイメージもし国ごとにルールや基準が違ったら?(地図上の例は仮定を示すイメージで、実際の各国ルールではありません)

しかしFootGolfが国境を越え始めると、新しい問題が出てきます。

下の4つの問いは、このページの入口です。カードを選ぶと、その問いに関係するFIFGの役割へ移動します。

そこで必要になったのが、FIFG(Federation for International FootGolf)です。

日本では一般に、国際フットゴルフ連盟と呼ばれています。

結論からいうと、FIFGは、

各国のフットゴルフ団体を国際的につなぎ、共通ルール、加盟制度、国際大会、ランキング、競技の公正性などを整える国際統括団体です。

FACT|確認できる事実

FIFG公式サイトは、自らを「THE WORLD'S GOVERNING BODY FOR THE SPORT OF FootGolf」と位置づけています。また主な機能を、FootGolfの世界的認知を促進し、世界中の選手が公平に競技できるよう国際的な発展・成長を監督することだと説明しています。(出典:FIFG)

この記事で分かること

  • FIFGが何をしている団体なのか(7つの役割)
  • FIFGより前にあったInternational FootGolf Association(IFGA)との違い
  • 2012年6月3日のFIFG設立と、その経緯
  • FIFG・JFGA・選手の関係
  • FIFGが「直接やっていること」と「現地が担うこと」の違い
  • 2026年現在、検討が続いている制度の見直し

まず結論|FIFGは何をしている団体?

FIFGの役割を初心者向けに整理すると、次のようになります。

分野FIFGの役割
国際ルール世界共通で使うRules of the Gameを整備
加盟制度1か国につき1つの排他的加盟団体を認定
国際大会World Championshipなどの国際競技基盤を整備
World Tour国際大会・ライセンス・ランキング制度を運用
ガバナンス加盟団体へ透明性・公平性などの基準を求める
アンチ・ドーピングWADA基準に沿ったクリーンスポーツ体制を整える
国際普及世界的なFootGolfの普及・発展を進める
FIFGを中心の歯車として、各国の歯車が同じルールでつながる共通基盤を表したイメージ
FIFG図解イメージ世界のFootGolfを「同じスポーツ」として運営するための共通基盤

つまり、

FIFG=世界のFootGolfを「同じスポーツ」として運営するための共通基盤

と覚えると分かりやすいです。(出典:FIFG)

2009ごろ

FIFGができる前にも国際団体は存在した

FIFGの歴史を理解するうえで重要なのは、2012年に初めて国際組織が誕生したわけではないことです。

FACT|確認できる事実

FootGolf Hollandの公式史によると、FootGolf誕生期にはオランダ国内団体とともに、International FootGolf Association(IFGA)という国際団体も設立されました。

同ページでは、このIFGAがFootGolf全体の利益を担うための組織であり、拠点としてジュネーブが選ばれたと記録しています。(出典:FootGolf Holland)

SOURCE NOTE|資料を読むときの注意

ただし、IFGAと現在のFIFGは同じ団体ではありません。

名称が似ているため、ここは分けて理解する必要があります。

なぜ新しくFIFGが必要になったのか

FACT|確認できる事実

FootGolf Hollandは、初期IFGAについて、その後、

団体の目標と各国協会の希望が一致しなくなったこと

さらに、

費用が高い一方、各国団体が得る効果が小さかったこと

を記録しています。

そして2012年の世界大会中に特別会議が開かれ、新しい国際団体を作ることが決められたとしています。(出典:FootGolf Holland)

この流れの先に生まれたのが、Federation for International FootGolf(FIFG)です。

20126月3日

2012年6月3日|現在のFIFGが設立

2012年6月3日、ハンガリー・ブダペスト近郊でのFIFG設立を、日付入りのスタンプと古い切符で表したイメージ
2012.6.3イメージハンガリー・ブダペスト近郊、第1回FootGolf World Cupの開催中にFIFG設立(スタンプ・切符はイメージで、実際の資料ではありません)

FIFG公式サイトでは、設立日を明確に記録しています。

2012年6月3日。

場所は、ハンガリー・ブダペスト近郊。

第1回FootGolf World Cupの開催中にFIFGが設立されました。(出典:FIFG)

この日はFootGolf史の大きな転換点です。

KERI-GO NOTE|蹴GOによる整理

2008〜2009年が、競技そのものを形にする時期だったとすれば、2012年は、

各国で広がり始めたFootGolfを、国際的に共通のスポーツとして運営する段階へ進めた年

と考えられます。

2012

同じ2012年、第1回World Cupが開催された

FIFG設立と同じ時期に、第1回FootGolf World Cupもハンガリーで開催されました。

2026年世界選手権のFIFG公式サイトが掲載する歴代大会記録では、79選手・8か国とされています。(出典:FIFG)

SOURCE NOTE|資料を読むときの注意

ただし、第1回大会の選手数については別資料で異なる数字も存在します。

そのため蹴GOでは、

「FIFGの2026年大会公式サイトによる歴代記録では79選手・8か国」

と、出典を限定して表記します。

World Cupそのものの歴史は、別記事で詳しく追います。

FIFGはなぜ「構造」を作る必要があったのか

FACT|確認できる事実

FIFG公式トップページには、組織設立の考え方がかなり明確に書かれています。

FootGolfをあらゆるレベルでプレーできるようにするには、最初からstructure(構造)が必要だったと説明しています。

そのためFIFGは、

  • international rules of play
  • constitution of FootGolf

を整備し、加盟団体がそれに従う仕組みを作ったとしています。(出典:FIFG)

これは、遊び → 競技の次の段階です。

FootGolfを世界へ広げるには、競技 → 国際スポーツへ進むための共通制度が必要になりました。

国際ルール、加盟制度、ツアーとランキング、国際大会、ガバナンス、クリーンな競技を柱として描いた図解イメージ
ROLES図解イメージFIFGを支える役割を柱として描いたイメージ(図は6本柱ですが、この記事では役割①〜⑦に分けて見ていきます)

ROLE 01 / 07

役割①|世界共通のルールを整える

最も分かりやすいFIFGの役割が、競技ルールです。

FIFGは公式に、Rules of the Gameを公開しています。

FACT|確認できる事実

2026年10月6日時点で、FIFG公式Rulesページからは、

  • Rulebook 2025
  • Rulebook 2024
  • Rulebook 2018

が確認できます。(出典:FIFG|Rules of the Game)

現在のRulebookには、

  • ティーイングゾーン
  • 正しいキック
  • プレー順
  • OB
  • ペナルティエリア
  • バンカー
  • グリーンゾーン
  • 救済
  • 罰打

など、実際の競技判断に必要な規則がまとめられています。

蹴GOのルール記事でも、原則としてこのFIFG RulebookとJFGAの日本語詳細規則を基準に確認しています。

ルールは一度作って終わりではない

FIFGには現在、Rules Committeeが設置されています。

公式の委員会一覧では、ほかにも、

  • Competitions Committee
  • World Cup Committee
  • Membership Committee
  • Finance Committee
  • Communication Committee
  • Nominating Committee
  • Players Committee
  • Women Committee

などが確認できます。(出典:FIFG)

SOURCE NOTE|委員会名の表記

ここは名称にも注意が必要です。

正式な委員会一覧では、Competitions Committeeと複数形です。

一方、2026年9月16日のFIFG理事会発表本文では、Competition Committeeと単数形で記載されています。(出典:FIFG)

蹴GOでは、通常の組織名としては公式委員会一覧のCompetitions Committeeを使用します。

ROLE 02 / 07

2014

役割②|「1か国につき1団体」を認める

FIFG(国際統括)、JFGA(日本国内統括)、日本のプレイヤーが上から下へつながる構造を描いた図解イメージ
2014図解イメージFIFG → JFGA → 日本のプレイヤー。JFGAは2014年11月にFIFGへ加盟

FIFGの国際統括構造で非常に重要なのが、1か国につき1つという原則です。

FIFG公式のMember Countriesページには、「1か国につき1つの排他的加盟団体のみを認める」と明記されています。(出典:FIFG)

例えば日本の場合、FIFG加盟団体は、一般社団法人日本フットゴルフ協会(JFGA)です。

JFGA公式によると、2014年2月に設立、2014年11月にFIFG加盟しています。(出典:JFGA)

FIFGとJFGAの違い

初心者には、この関係が少し分かりにくいかもしれません。

簡単に分けると、

FIFG世界全体の仕組み。
  • 国際ルール
  • World Tour
  • 世界ランキング
  • 国際大会
  • 加盟国制度
JFGA日本国内の仕組み。
  • 国内普及
  • 国内競技
  • 日本代表
  • 日本の選手やコースとの接点

です。

KERI-GO NOTE|蹴GOによる整理

つまり、

JFGAが日本国内と世界のFootGolfをつなぐ窓口になる

と考えると分かりやすいでしょう。

選手はFIFGへ直接加盟する?

通常は、

FIFG
各国のFIFG加盟団体
選手

という構造です。

FACT|確認できる事実

FIFG Playersページでは、選手は、出生国または恒久的居住国のFIFG加盟団体へ所属し、その国内団体を通じてWorld Tour Licenseの取得について問い合わせるよう案内しています。(出典:FIFG)

2026 Competition Rulesでも、FIFG大会に出場する選手は、出生国または恒久的居住国のMember Countryに所属し、World Tour Licenseを持つことを基本条件としています。(出典:FIFG)

FIFG加盟団体がない国の選手は?

SOURCE NOTE|公式資料で表現が少し異なる

ここは公式資料で表現が少し異なります。

Playersページでは、FIFG加盟団体が存在しない国の選手は、ページ内の問い合わせフォームを使うよう案内しています。問い合わせはWorld Tour Committeeへ送られます。(出典:FIFG)

一方、2026 Competition Rulesでは、

Players from non-FIFG MCs must obtain their WT License directly through the FIFG

と明記されています。(出典:FIFG)

KERI-GO NOTE|蹴GOによる整理

したがって蹴GOでは、

加盟団体のない国の選手はFIFG側から直接World Tour Licenseを取得する扱いとなり、実際の問い合わせ窓口としてFIFG Playersページのフォームが用意されている

と整理します。

ROLE 03 / 07

役割③|World Tourとランキングをつなぐ

FIFGはルールを作るだけではありません。

国際競技の体系も運営しています。

FACT|確認できる事実

2026 Competition Rulesでは、

  • World Ranking
  • Regional Rankings

という2種類のランキング体系が定められています。(出典:FIFG)

例えばWorld Rankingは、直近12か月の大会成績について、定められた大会カテゴリーごとのベスト結果を使って計算します。

Regional Rankingsは、

  • North America
  • South America
  • Europe
  • Asia & Oceania
  • Africa

という地域別に構成されています。(出典:FIFG)

つまりFIFGは、

世界の違う国で行われる大会成績を、同じ競技システムの中で比較できるようにしている

わけです。

World Tour Licenseとは?

国際大会の記事を見ると、World Tour Licenseという言葉がよく出てきます。

2026 Competition Rulesでは、FIFGランキングポイントが付く大会へ出場するためには、World Tour Licenseが必要です。

ライセンスは暦年単位で、2026年規則では一般20ユーロ、ジュニア10ユーロとされています。(出典:FIFG)

SOURCE NOTE|資料を読むときの注意

ただし金額や制度は今後変更される可能性があります。

そのため将来的にこの記事を更新するときは、Competition Rulesの最新版を確認する必要があります。

ROLE 04 / 07

役割④|World Championshipを国際競技として成立させる

FIFGの存在が最も分かりやすく見えるのが、World Championshipです。

FACT|確認できる事実

2026年5月27日〜6月7日には、メキシコ・アカプルコで第5回FIFG FootGolf World Championshipが開催されました。

FIFG大会公式サイトは、

60+ Nations
1,240 Players
64 Teams

と掲載しています。(出典:FIFG)

大会終了後のFIFG公式記事も、60か国超・1,200選手超が参加したと報告しています。(出典:FIFG)

SOURCE NOTE|資料を読むときの注意

数字を使用するときは、「FIFG大会公式サイトでは」のように出典主体を付けるのが安全です。

2012年から2026年へ

2012年第1回World Cup(8か国・79選手)と2026年第5回World Championship(60か国超・1,240選手・64チーム)の規模を点と線で表した図解イメージ
2012 / 2026図解イメージ数字はFIFG大会公式サイトによる記録。大会形式や集計条件が同一ではないため、単純な倍率比較は避けます
20128か国・79選手第1回World Cup(FIFG大会公式サイトによる記録)
202660か国超・1,200人超第5回World Championship(FIFG大会公式サイト・FIFG公式記事)
SOURCE NOTE|資料を読むときの注意

大会形式やカテゴリー、集計条件は同一ではないため、単純な倍率比較は避けるべきです。

それでも、

国際大会に参加する国・選手の規模が大きく変化してきた

ことを示す資料にはなります。

ROLE 05 / 07

役割⑤|次世代の国際競技も作る

次世代のための競技環境づくりを、額縁に入った親子の写真風イラストで表したイメージ
2026.7イメージ第1回FIFG Youth World Cup(額縁内は生成イメージで、大会の写真ではありません)

FIFGの国際大会は、成人トップ選手だけではありません。

2026年7月16〜19日には、ドイツ・ガーレンツで、第1回FIFG Youth World Cupが開催されました。

FIFG公式は、開幕時点で、22か国が参加したと報告しています。(出典:FIFG)

大会目的についてFIFGは、世界のYouth FootGolfの発展を促進・強化することを掲げています。(出典:FIFG)

FIFGの役割が、世界王者を決めるだけではなく、次世代の競技環境づくりにも広がっていることが分かります。

ROLE 06 / 07

役割⑥|加盟国にも一定の基準を求める

「1か国1団体なら、国内団体を作ればすぐ加盟できる?」

というわけではありません。

FACT|確認できる事実

FIFG公式の加盟基準には、

  • 透明性
  • 説明責任
  • ジェンダー平等
  • 非差別
  • 公平性
  • 年間大会開催
  • 女性・障害者の参加促進
  • 選手の健康・安全
  • フェアプレー
  • 明確な競技規則
  • アンチ・ドーピング

などが掲げられています。(出典:FIFG)

つまりFIFGは、

国名を登録するだけの連絡組織ではなく、各国団体にもスポーツ団体としての一定の運営基準を求めている

ということです。

ROLE 07 / 07

役割⑦|アンチ・ドーピングと競技の公正性

国際競技には、ルールだけではなく、競技の公正性も必要です。

FACT|確認できる事実

FIFG公式Anti-Dopingページでは、競技者はFIFGの検査管轄下で、大会内・大会外を問わず、事前通知なしに尿・血液検査の対象となる可能性があると説明しています。(出典:FIFG)

FIFGはInternational Testing Agency(ITA)とも連携しており、2025年にはアンチ・ドーピング教育と検査のパイロットプロジェクト実施も公式発表しています。(出典:FIFG)

加盟国基準にもWorld Anti-Doping Codeへの対応が含まれています。(出典:FIFG)

FIFGは世界中の大会を全部直接運営するわけではない

ここは誤解しやすいポイントです。

FIFGが国際統括団体だからといって、全大会をFIFG本部が直接現場運営しているわけではありません。

FIFG(世界統括)が担うことと、ローカル主催者・会場が担うことを左右に分けて示した図解イメージ
ROLE SHARE図解イメージ「統括」と「運営」の違い。詳しい分担は下の本文(2026 Competition Rules)を基準にしてください
FACT|確認できる事実

2026 Competition Rulesでは、FIFGは大会の質と完全性を守るために、oversight(監督)とgeneral guidelines(一般的ガイドライン)を提供するとしています。

一方、現地の主催者と会場は、

  • ロジスティクス
  • 施設
  • 安全
  • 必要な現地許可
  • 保険
  • 安全対策
  • 発生した請求・紛争

などについて責任を負うと明記されています。(出典:FIFG)

つまり、

FIFG国際基準と統括
Member Country・現地主催者・会場実際の大会運営

という役割分担があります。

「世界統括団体」と「大会主催者」は同じではない

例えばFIFGは、

  • 大会カテゴリー
  • ランキングポイント
  • 選手ライセンス
  • 国際規則
  • 大会基準

などを整えます。

しかし実際の会場では、

  • その国の協会
  • 大会運営者
  • ゴルフ場
  • 現地スタッフ

が必要です。

したがって、「FIFGが世界中すべてのFootGolf大会を直接主催している」という説明は正確ではありません。

FIFGのMissionには紛争解決も含まれる

FACT|確認できる事実

FIFG公式About Usには、Missionとして、世界中でFootGolfを奨励・促進・発展・統括することだけでなく、

  • Members間
  • Continental Federations間
  • MemberとContinental Federation間

の紛争や意見の相違を判断する権限も掲げています。(出典:FIFG)

つまり国際連盟は、大会を開催するだけではなく、

各国・各地域を共通の競技制度の中へまとめる

役割も持っています。

FIFGがなければ何が困る?

IF|少し想像してみます(理解のための仮定で、実際の各国ルールではありません)

日本ではOBが1打罰。

別の国では2打罰。

国によってペナルティエリアの考え方が違う。

ランキングポイントの計算方法も違う。

世界大会へ行ったら、初めて見るルールでプレーする。

これでは、「同じFootGolf」という前提で競うことが難しくなります。

同じことは、

  • 大会資格
  • 選手ライセンス
  • 世界ランキング
  • 加盟国
  • 代表資格
  • 競技倫理
  • アンチ・ドーピング

にも言えます。

だからFIFGは、

国が変わっても同じ競技としてFootGolfを行うための共通基盤

として機能しています。

FIFGと各国団体の関係

構造を簡単にすると、次のようになります。

世界共通の構造

FIFG
各国のFIFG加盟団体
国内大会・選手

日本の場合

FIFG
JFGA
日本の選手・国内競技

FIFGが1か国につき1つの排他的加盟団体だけを認めているのも、この国際構造を明確にするための重要な原則です。(出典:FIFG)

日本の選手にFIFGはどう関係する?

友人とフットゴルフを楽しむだけなら、FIFGを意識する機会はそれほど多くないでしょう。

楽しむ段階
  • コースを探す
  • 予約する
  • プレーする
競技へ進む段階
  • 国内競技へ参加する
  • World Tourへ挑戦する
  • 世界ランキングへ入る
  • 日本代表を目指す
  • World Championshipへ進む

コースを探す、予約する、プレーするという段階では、FIFGへの個別登録が必要というわけではありません。

一方、競技へ進む段階になると、JFGAとFIFGの国際競技制度が関係してきます。

2026年World Championshipでは、公式Team Rosterにも日本がRegion 4の参加国として掲載されています。(出典:FIFG)

2026

2026年現在、FIFG自体も変化の途中

2009、2012、2014の道標の先に「Next: Governance Reform」と書かれた道標が立つ、夕暮れのコースのイメージ
2026イメージ歴史はまだ、作られている途中。ガバナンスと国際大会の構造は見直しが進められている

FIFGは、「2012年にできた仕組みを、そのまま使い続けている団体」ではありません。

2026年9月16日のFIFG理事会発表では、ガバナンス・規制文書の見直しを進めていることが公表されました。

また国際大会についても、

  • 将来のカレンダー
  • 開催頻度
  • 大会の順序
  • 国際大会全体の構造
  • 時間的負担
  • 金銭的負担

を考慮し、より持続可能な仕組みを検討しているとしています。(出典:FIFG)

9月16日の発表は「途中経過」

STATUS|2026年10月6日の確認時点

9月16日時点では検討中

ここは2026年10月現在、特に注意が必要です。

9月16日のFIFG公式発表では、詳細な分析・報告書・最終提案を10月の理事会へ提出する予定とされています。

また記事末尾には、General Assemblyと10月のBoard Meeting後に続報を出すとも記されています。(出典:FIFG)

2026年10月6日の確認時点では、FIFG公式ニュース上でこの最終提案に関する続報は確認できていません。

したがってこの記事では、9月16日時点では検討中として扱います。

今後10月の理事会後に公式発表が出た場合、この箇所は更新が必要です。

2009–2026

FIFGの歴史を年表で見る

  1. 2009年ごろInternational FootGolf Associationが存在初期の国際組織
  2. 2012年世界大会中の特別会議で新国際団体を決定国際組織再編
  3. 2012年6月3日FIFG設立現在の国際統括体制へ
  4. 2012年第1回World Cup国際大会の節目
  5. 2014年11月JFGAがFIFG加盟日本が国際制度へ参加
  6. 2026年5〜6月第5回World Championship開催世界大会の拡大
  7. 2026年7月第1回Youth World CupYouth国際競技開始
  8. 2026年9月ガバナンス・大会構造見直しを公表現在も制度改革中

IFGAからFIFGへ至る経緯はFootGolf Holland、FIFG設立日はFIFG公式資料でそれぞれ確認できます。(出典:FootGolf Holland/FIFG)

FIFG=フットゴルフを発明した団体ではない

歴史記事では、この区別も重要です。

2008〜2009年ごろ現在の国際FootGolfへつながる競技形式がオランダで形になった
2012年FIFG設立

つまり、FIFGはFootGolfそのものを最初に作った組織ではありません。

KERI-GO NOTE|蹴GOによる整理

各国ですでに動き始めていた競技を、共通のルールと国際制度の中でつなぐために生まれた組織と考える方が歴史の流れに合っています。(出典:FootGolf Holland)

FIFGのルールなら、世界中すべて完全に同じ?

基本となる、Rules of the Gameは共有されます。

ただし、実際の大会では、

  • OB境界
  • ドロップゾーン
  • プレー禁止区域
  • コース固有の条件

などを定めるローカルルールが適用されることがあります。

FACT|確認できる事実

2026 Competition Rulesも、すべての大会はFIFG公式ルールに従うが、ローカルルールが適用される場合があると明記しています。ローカルルールは大会開始前に選手へ公開する必要があります。(出典:FIFG)

したがって、

Rules of the Game+Competition Rules+大会ローカルルール

という形で考えると分かりやすいです。

よくある質問

Q. FIFGとは何の略ですか?

Federation for International FootGolfの略です。FootGolfの世界統括団体で、国際ルール、加盟制度、World Tour、ランキング、国際大会などの共通基盤を整えています。

Q. FIFGはいつ設立されましたか?

FIFG公式によると、2012年6月3日、ハンガリー・ブダペスト近郊で第1回FootGolf World Cup開催中に設立されました。

Q. International FootGolf AssociationとFIFGは同じ団体ですか?

同じではありません。FootGolf Hollandは、初期International FootGolf Associationが存在し、その後2012年の世界大会中の特別会議で新しい国際団体を設けることになり、FIFGへ移行した経緯を記録しています。

Q. FIFGは何を決めていますか?

国際的なプレールール、加盟制度、World Tour、選手ライセンス、ランキング、大会基準などを整えています。加盟国にはガバナンス・公平性・安全・アンチドーピングなどの基準も設けています。

Q. JFGAとFIFGはどういう関係ですか?

JFGAは日本の国内団体で、2014年11月にFIFGへ加盟しました。FIFGは1か国につき1つの排他的加盟団体を認めており、日本ではJFGAがその役割を担っています。

Q. FIFG加盟団体がない国の選手はどうしますか?

2026 Competition Rulesでは、そのような選手はWorld Tour LicenseをFIFGから直接取得すると定めています。FIFG Playersページでは、加盟団体がない国の選手向けに問い合わせフォームが用意されています。

Q. FIFGは世界中の大会をすべて直接運営していますか?

いいえ。2026 Competition Rulesでは、FIFGは大会の監督・基準提供を担う一方、現地の許可、保険、安全対策などはローカル主催者と会場側の責任とされています。

まとめ|FIFGは「世界で同じFootGolfをするため」の共通基盤

2009年前後。

オランダでFootGolfが競技として形になりました。

しかし競技が国境を越えると、

  • ルール
  • 加盟団体
  • ランキング
  • 大会
  • 代表資格
  • 選手ライセンス
  • 競技倫理
  • アンチ・ドーピング

などを共有する仕組みが必要になります。

そこで2012年6月3日、第1回World Cup開催中のハンガリーでFIFGが設立されました。(出典:FIFG)

FIFGは、FootGolfを最初に発明した団体ではありません。

役割は、

各国へ広がったFootGolfを、世界で同じスポーツとして共有できるようにすること。

です。

  1. 国際ルールを整える。
  2. 1か国1団体の加盟制度を作る。
  3. World Tourとランキングを運営する。
  4. 国際大会をつなぐ。
  5. 公平性とアンチ・ドーピングを支える。
  6. 各国団体を一つの国際競技制度へつなぐ。

2009年のオランダで、「遊びを競技へ」進んだFootGolfは、2012年のFIFG設立によって、「競技を国際スポーツへ」進む段階に入りました。

そして2026年現在も、その制度自体は完成形ではありません。

FIFGはガバナンスと国際大会の構造を見直しており、2026年10月の理事会へ新たな提案が提出される予定です。この記事も公式続報に合わせて更新する必要があります。(出典:FIFG)

次に見るべきなのは、FIFGが生まれた2012年、第1回FootGolf World Cupで何が起きたのかです。

NEXT ARCHIVE

次に読む

ARCHIVE 01第1回フットゴルフ・ワールドカップ|2012年ハンガリーで何が起きた?FIFG設立と同時期に行われた最初のWorld Cupを詳しく追います。
ARCHIVE 022009年、フットゴルフはなぜオランダでルール化されたのかFIFG誕生前、FootGolfが遊びから競技へ変わった流れを確認。
ARCHIVE 03フットゴルフ・ワールドカップの歴史2012年から2026年まで世界大会の変化を追います。
ARCHIVE 04日本のフットゴルフの歴史2014年のJFGA設立・FIFG加盟から国内史をたどります。

ARCHIVE SOURCES

参考・確認資料

FIFG公式資料

  • FIFG|Official Site世界統括団体としての位置づけ、主な機能、structure、international rules of play、constitution、1か国1団体の原則を確認。(FIFG公式サイト)
  • FIFG|Member Countries2012年6月3日の設立、1か国1団体、加盟基準を確認。
  • FIFG|About UsMission、加盟団体間の紛争等に対するFIFGの権限を確認。
  • FIFG|Rules of the GameRulebook 2025・2024・2018、Rules Committeeを確認。(FIFG|Rules of the Game)
  • FIFG|CommitteesCompetitions、World Cup、Rules、Membership、Finance、Communication、Players、Womenなどの委員会を確認。
  • FIFG|Players加盟国選手の所属、World Tour License、加盟団体がない国向け問い合わせ窓口を確認。
  • FIFG|Competition Rules 2026World Tour License、World Ranking、Regional Rankings、ローカルルール、大会責任分担などを確認。
  • FIFG|Anti-Doping大会内外の検査、ITAとの連携などを確認。
  • FIFG|Youth World Cup 20262026年7月16〜19日のドイツ・ガーレンツ大会と22か国参加を確認。
  • FIFG World Championship Acapulco 20262012年の79選手・8か国、2026年大会の60+ Nations、1,240 Players、64 Teamsを確認。
  • FIFG|Board Advances Governance Reforms...(2026年9月16日)ガバナンス文書見直し、将来の大会カレンダー・頻度・順序・構造、持続可能性、10月理事会への最終提案予定を確認。

各国公式団体の資料

  • FootGolf Holland|Internationaal初期International FootGolf Association、ジュネーブ、各国団体との目的の不一致、費用面、2012年世界大会中の特別会議、FIFGへの移行を確認。
  • JFGA|当協会についてJFGAの2014年2月設立、2014年11月FIFG加盟を確認。

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