サッカー未経験でもフットゴルフはできる?初心者の不安と始め方を解説
サッカー未経験でもフットゴルフはできる?初心者の不安と始め方を解説
「フットゴルフをやってみたい。でも、サッカーをやったことがない。」そんなとき、いくつかの不安が浮かぶかもしれません。
結論|サッカー未経験でもフットゴルフは始められる
サッカー未経験でもフットゴルフは始められます。FIFG(国際フットゴルフ連盟)は、初心者向け公式ページでフットゴルフを幅広い年齢・能力の人が楽しめるスポーツとして案内しています。(出典:FIFG|New to FootGolf?) 国内でもセブンハンドレッドクラブは、ボールを蹴ることができれば、女性や子どもを含め幅広くプレーできると案内しています。
ただし、サッカー経験が必要ないこととキック技術が必要ないことは別です。続ければ、方向・距離・力加減を合わせる技術は重要になります。この記事では、「未経験でも始められる。でも、何から覚えればいい?」を、最初の1ホールをイメージしながら整理します。
まず結論|サッカー未経験者が最初に心配しなくていいこと
| 不安 | 実際は |
|---|---|
| サッカー経験がない | 参加の前提ではない |
| 遠くへ蹴れない | 飛距離だけを競う競技ではない |
| ボールコントロールに自信がない | 最初から競技者レベルは必要ない |
| サッカーのルールを知らない | サッカーの試合をするわけではない |
| 経験者に勝てなそう | 初回は勝敗より競技を理解する段階 |
| 上達できるか不安 | サッカー未経験から世界トップに到達した公式事例もある |
フットゴルフで目指すのは、サッカーの上手さを競うことではありません。FIFGの現行ルールでは、ティーイングゾーンからボールを足でプレーし、できるだけ少ないキック数でホールへ入れることがゲームの基本です。(出典:FIFG公式規則)
初めてティーイングゾーンに立つ
足元には5号球。遠くにはカップ。隣の人が蹴ったボールが、芝生の上を大きく転がっていきます。自分の番。「こんなに遠くまで蹴れない……」そう思ったとしても、ここで覚えておきたいことがあります。
フットゴルフは「一番遠くへ蹴った人」が勝つ競技ではない
最も一般的なストロークプレーでは、各ホールを終えるまでのキック数を記録し、規定ラウンドを最少キック数で終了したプレーヤーが勝者です。(出典:FIFG公式規則)
つまり、100m飛ばした。でも次が難しい場所へ行った。一方で、60mだった。でも次に蹴りやすい場所へ置けた。この場合、単純に100m飛ばした方が有利とは限りません。ここからフットゴルフらしさが始まります。
サッカーと同じなのは「ボールを蹴る」こと
FIFGはフットゴルフを、ゴルフの精度とサッカーのキックスキルを組み合わせたスポーツと説明しています。(出典:FIFG|Basic Concepts) 似ている部分はあります。でも、目的はかなり違います。
| 比較 | サッカー | フットゴルフ |
|---|---|---|
| 主なボール | サッカーボール | 5号球 |
| 目的 | 相手ゴールへ得点 | 少ないキック数でカップへ |
| 主なフィールド | サッカーピッチ | フットゴルフコース |
| 主な考え方 | パス・ドリブル・シュート | 距離・方向・コース攻略 |
| 強いキック | 重要な場面がある | 常に正解とは限らない |
| チームプレー | 中心 | 個人スコア形式が基本 |
「サッカーができないから、フットゴルフもできない」とは考えなくて大丈夫です。
未経験なら、最初は何を意識すればいい?
ここからは競技ルールではなく、蹴GOとして初回プレーで意識しやすい順番に整理します。
まず「遠く」より「前へ」
最初から大きな助走で飛距離を出そうとしなくて構いません。まず、止まっているボールを、自分が狙った方向へ蹴る。ここからです。
FIFGの現行ルールでは、ボールはシューズを履いた足で直接キックします。意図的に押す、引きずる、踏む、すくう、足裏で蹴るといったプレーは正しいキックとして認められません。(出典:FIFG公式規則) 普通に、足を振ってボールへ当てる。まずはそれで十分です。
次に「方向」
ボールは前へ飛んだ。でも、右へ。次は左へ。初めてなら、それも自然です。最初は飛距離より、「あの木の右側」「フェアウェイの真ん中」「あの辺りまで」と、方向を決めて蹴ってみます。フットゴルフは飛距離だけではなく、次のキックをどこから打つかがスコアに関係するからです。
近づいたら「強く蹴らない」
スタート地点では、「遠くまで飛ばしたい」と思います。ところがカップまで残り5m。ここで同じ力では蹴れません。
FIFGのBasic Conceptsでも、ティーイングゾーン・フェアウェイ・グリーンゾーンと、コース上の場面を分けて説明しています。グリーンゾーンではカップへ入れるための距離・方向のコントロールが必要になります。(出典:FIFG|Basic Concepts) つまり、遠くへ蹴る力と、近くへ止める力加減は別。ここはサッカー未経験者でも、プレーしながら覚えていける部分です。
「次の1球」を考える
池があります。真正面へ蹴れば最短。でも池越え。右側へ回れば距離は増えるけれど安全。どうする? これがフットゴルフです。
セブンハンドレッドクラブが公開しているサッカー未経験プレーヤーへのインタビューでも、経験者と同じ飛距離を狙うのではなく、池なら橋側へ回る、平坦な場所を使う、ボールが止まりやすい場所を考える、といった形でコース攻略を工夫している実例が紹介されています。(出典:セブンハンドレッドクラブ|先輩フットゴルファーインタビュー) これは一人のプレーヤーの経験談ですが、飛距離以外にも攻略方法があることを示す具体例として参考になります。
サッカー経験者なら、やっぱり有利?
ここは慎重に答えます。
サッカー経験者は、ボールへ足を当てる、キック方向を調整する、強弱をつけるといった動作に慣れている可能性があります。FIFGもフットゴルフには「kicking skills」が使われると説明しています。(出典:FIFG|Basic Concepts)
ただし、サッカー経験者なら必ずフットゴルフで強いという公式根拠は確認できません。フットゴルフでは、コース戦略、距離感、カップ周辺のタッチ、傾斜の読み、ルール理解なども必要になります。「サッカー経験がある=自動的に上級者」ではありません。
国内コースの選手インタビューには、興味深い話があります。セブンハンドレッドクラブのサッカー未経験プレーヤーは、サッカー経験があると、思い切り蹴りすぎて木に当たったり、カップを越えたりすることもあると、自身が見た経験を語っています。(出典:セブンハンドレッドクラブ|先輩フットゴルファーインタビュー) これは公式ルールや統計ではなく、あくまで一選手の経験談です。でも、強く蹴れることがいつでも正解ではないというフットゴルフの特徴をイメージするには分かりやすい話です。
本当にサッカー未経験から上を目指せる?
非常に分かりやすい公式事例があります。
FIFGによると、彼女はフットゴルフを始める前にサッカー経験がなく、テニス出身でした。そこから、ボールの蹴り方、フットゴルフの競技方法、技術を一から学び、世界ランキング1位まで到達しています。(出典:FIFG|Klaudia Nemcová Interview)
もちろん、「サッカー未経験なら誰でも世界1位になれる」という話ではありません。この事例から言えるのは、サッカー経験が、フットゴルフで上達するための絶対条件ではないということです。
日本でも初心者が参加できる機会はある?
あります。セブンハンドレッドクラブは現在の公式案内で、女性や子どもを含む幅広い層がプレーできるとしています。(出典:セブンハンドレッドクラブ|フットゴルフ) 2026年のTOCHIGI CUPも「初心者の方も大歓迎」と案内しています。なお同大会には13歳以上など別途参加条件があります。(出典:セブンハンドレッドクラブ|お知らせ)
一方で、大会はすべて誰でも無条件に出られるわけではありません。例えばJFGAジャパンツアー2026のSHIELDS OPENでは、基本的に2026年ジャパンツアーライセンスプレーヤーであることなどが応募資格になっています。(出典:JFGA|2026年ライセンスプレーヤー登録)
つまり、一般プレーを始めることと公式大会へ出場することは分けて考えます。最初は普通にコースでプレーしてみる。競技に興味が出たら、大会条件を確認する。それで十分です。
初めてなら、事前練習は必要?
必須ではありません。FootGolf Australiaも、レクリエーションとしてフットゴルフを楽しむ方法は覚えやすく、家族や友人と楽しめるスポーツと説明しています。(出典:FootGolf Australia|Play FootGolf)
ただし、「サッカーボールをほとんど蹴ったことがない」なら、初回前に少し感覚を確認する方法はあります。
これは公式練習法ではありません。安全でボール使用が認められている場所で、次のくらいでOKです。
- 止まったボールを5〜10m蹴る
- 同じ方向へ3回蹴ってみる
- 強め・弱めで距離を変える
- 最後は2〜3m先へ転がす
「きれいなフォーム」を作るのが目的ではありません。ボールを蹴る感覚を知るだけ。なお、FIFGでは競技コース上でのラウンド前・ラウンド中の練習に制限があります。実際の施設では、指定された練習場所・ルールに従ってください。(出典:JFGA|フットゴルフ公式ルール)
「この場面ではどうする?」よくある心配ごと
初回で何m蹴ればいい?
今回確認したFIFG・JFGAの現行規則に、「参加するには最低○m蹴れなければならない」という一般的な基準はありません。(出典:FIFG公式規則) だから、「50m飛ばせないから無理」と決める必要はありません。自分の飛距離で、1球。また1球。少しずつカップへ近づけばいい。
空振りしたらどうなる?
ここはルール記事と重複しない範囲で触れます。FIFG現行ルールでは、ボールをプレーする意思を持ったキック動作は、ボールへ当たらなかった場合もスコア上のキックとして扱われます。(出典:FIFG公式規則) なので競技上は、「空振りだからノーカウント」とは限りません。でも初回の一般プレーで重要なのは、恥ずかしがることではありません。次の1球を蹴ればいい。詳しいキック・スコアの扱いはルール記事へ分けます。
サッカーのルールを知らなくても大丈夫?
大丈夫です。フットゴルフで必要なのは、フットゴルフのルールです。サッカーのオフサイド、ハンド、コーナーキック、フリーキックなどを勉強してから行く必要はありません。フットゴルフは、FIFG独自の競技規則に従ってプレーします。(出典:FIFG公式規則) むしろ初回なら、自分の順番を待つ、ボールを勝手に動かさない、コースを傷めない、施設のローカルルールを守る、といったことの方が重要です。
「運動が苦手」でもできる?
FIFGはフットゴルフをall ages and abilitiesを対象とするスポーツとして案内しています。(出典:FIFG|New to FootGolf?) ただし、「誰でも身体的負担なくできます」とは言えません。フットゴルフはコースを歩きます。坂があるコースもあります。9ホール・18ホールでも運動量は変わります。体力に不安があるなら、9ホールから始める、カートが利用できるコースを確認する、コースの起伏を見る、など、自分に合った施設を選ぶのが実用的です。これは蹴MAPでも今後分かりやすくしたいポイントです。
サッカー未経験者なら「どんなコース」を選ぶ?
必ずしも「初心者専用コース」である必要はありません。最初は競技難易度よりも、利用の分かりやすさを見るのがおすすめです。
体力・時間の目安
9ホールからプレーできる(体力の不安を解消)/カートが利用できる(コースの起伏に対応)
利用のしやすさ
ボールレンタルがある(専用の道具を買う必要なし)/初心者向けの案内がある
例えばセブンハンドレッドクラブでは現在、9Hプラン、ボールレンタル、予約フォームなどを用意しています。(出典:セブンハンドレッドクラブ|フットゴルフ)
未経験者の初ラウンド、何を目標にする?
初回から「パーで回る」を目標にしなくてもいいでしょう。蹴GOでは、最初はこの4つをおすすめします。
1|狙った方向へ蹴ってみる 距離より方向。
2|強さを変えてみる 遠い場所と近い場所で力加減を変える。
3|次の1球を考える 「遠くへ」ではなく「次に蹴りやすい場所へ」。
4|もう一度やりたいと思えるか確かめる 初回はここが大事です。
スコアを本格的に追うのは、その後でも遅くありません。
フットゴルフには確かにサッカーのキックスキルを使います。そのため、経験者が最初から持っている技術もあるでしょう。一方で、フットゴルフにはフットゴルフとして覚えることがあります。距離。傾斜。次の位置。障害物。カップ周辺のタッチ。FIFGもフットゴルフをskill・strategy・funが組み合わさったスポーツとして説明しています。(出典:FIFG|Basic Concepts) だから、「サッカー経験がない」ではなく、「フットゴルフはこれから覚える」と考える方が実態に近いでしょう。
実務ツール|サッカー未経験者|初ラウンド前チェック
気になった項目にチェックを入れてみましょう。すべて埋まらなくても大丈夫です。当日までに確認できる範囲でOKです。
技術面
準備
当日
これで十分、スタートできます。
よくある質問
サッカーを一度もやったことがなくてもフットゴルフはできますか?
遠くへ蹴れなくてもできますか?
サッカー経験者の方が有利ですか?
ボールを蹴ったことがほとんどなくても大丈夫ですか?
サッカーのルールを覚える必要がありますか?
サッカー未経験でも大会へ出られますか?
サッカー未経験でも上手くなれますか?
音声で聞く
この記事の内容を音声でも確認できます。
まずは近くにプレーできるコースがあるか見てみる
サッカー未経験でも、フットゴルフを始められます。必要なのは、サッカー経験ではなく、まず1球蹴ってみること。最初は遠くへ飛ばなくてもいい。狙った方向へ行かなくてもいい。数ホール回るうちに、「このくらい蹴れば、このくらい転がる」が少しずつ分かってきます。そしてフットゴルフには、飛距離だけではなく、方向・距離感・コース攻略があります。「サッカーをやったことがないからやめておこう」で終わらせる必要はありません。
次に読む
この記事では「サッカー未経験」に絞りました。次の疑問は、それぞれ別の記事で詳しく扱います。
参考・確認資料
- FIFG|New to FootGolf?(幅広い年齢・能力、skill・strategy・fun、初心者から競技までの公式案内)
- FIFG|Rules of the Game(競技の目的、5号球、正しいキック方法等の現行公式規則)
- FIFG|Basic Concepts(ティー、フェアウェイ、グリーンゾーン、基本装備・プレー方法)
- JFGA|2025フットゴルフ規則(日本語詳細規則)
- JFGA|2026年ライセンスプレーヤー登録
- FootGolf Australia|Play FootGolf(社会的・レクリエーションとして覚えやすく、家族・友人で楽しめるという公式案内)
- FIFG|Klaudia Nemcová Interview(サッカー経験なしから競技を始め、2025年に世界ランキング1位となった公式紹介)
- セブンハンドレッドクラブ|フットゴルフ(子ども・女性を含む幅広い一般利用、9H、レンタル等)
- セブンハンドレッドクラブ|先輩フットゴルファーインタビュー(サッカー未経験者によるコース攻略・体験談)
- セブンハンドレッドクラブ|お知らせ(TOCHIGI CUPなど現在開催中の大会情報)


